明日はいよいよ、待ちに待ったお花見イベント。 満開の桜を背に、新しい縁側でお茶を飲んでほしい——。そんな理想を掲げて始めた縁側DIYでしたが、現実はそう甘くはありませんでした。
「簡単そう」という甘い罠
「板を並べて、はめていくだけ」。 最初はそんな風に高を括っていました。ところが、いざ作業を始めると、床板同士がどうしても噛み合わない。床板同士をはめても浮き上がってしまって作業が前に進みません。

焦れば焦るほど、うまくはまらない。 無限結の理念の一つ「執着しない」を掲げているはずなのに、この時ばかりは「明日までに完成させなきゃ」という焦りに心が支配されていました。
救世主は、画面の向こうのAI
途方に暮れた私が頼ったのは、なんとAIでした。
「どうしても板がハマらないんです!」と、浮いた箇所の写真を送って泣きつきました。
返ってきたのは、驚くほど冷静で的確なアドバイス。
「30度の角度をつけて奥まで押し込んでみてください」その一言で、魔法のようにコツを掴むことができたのです。まさに、AIとも「教え合い、学び合う」無限結スタイルの真骨頂でした。
21時半、暗闇の中の絶望
なんとかゴールが見えてきた、夜の21時半。 「これではめれば、最後の一枚……!」
そう確信して床板をカットして得意げに最後のスペースにはめようとした瞬間、頭が真っ白になりました。 寸法を測り間違え、長く切りすぎてしまって、収まらないのです。 やり直しのきかない最後の一枚。イベントまであと数時間。 暗い縁側で、情けなくて、悔しくて、しばらく呆然としてしまいました。

「調和」が生んだ特等席
それでも、最後は気を取り直して再度慎重に採寸して床板をカット、なんとか完成へ。
迎えたイベント当日、そこには昨日までの泥臭い格闘が嘘のような、穏やかな光景が広がっていました。
新しくなった縁側には、陽光に誘われるように人が集まり、みんなが思い思いに腰を下ろして庭を眺めていました。 「この縁側、気持ちいいですね」
その一言で、昨夜の涙も苦労も、すべてが美しい思い出へと「醸(かも)され」ていきました。
完璧じゃなくてもいい。泥臭く挑戦し、助けを借りて、最後には笑い合える。
この縁側は、無限結の精神が形になった、大切な場所になりました。
ぜひ、新しくなった縁側に「ありのまま」のあなたで座りに来てください。



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